2016年2月3日水曜日

持ち家と賃貸はどっちが得か

 持ち家と賃貸は最終的にどちらが得か?

 アーリーリタイア実行者のみならず、新婚夫婦から「おひとり様」を貫く中年層まで、誰でも住宅展示場やマンションのモデルルームを見学しながら自問自答する難問だと思います。




 新聞・雑誌でしばしば賃貸と持ち家の生涯コストを比較したシミュレーションが載っていますが、ローンの組み方や将来の経済環境に相当部分が左右されるため、参考程度にとどめた方がよいでしょう。

 なぜなら、「家」というのは単なる不動産投資ではなく、住んで心が豊かになれば、カネでは買えない価値があると思うからです。

 一方で、身の丈を超えた高額の買い物をしたり、夫婦2人なのにだだっ広い物件を選ぶと、後で後悔することになるかもしれないので、選択は慎重に。

 
 私の自宅選びの基準はシンプルです。
 要は「無理しない範囲で気に入った物件を買うのがベター」というもの。

 結局、自宅購入を考える際のポイントは次の3点に集約されると思います。

 まず、自分が何歳まで会社員生活をするつもりがあるか?
 アリリタ希望者なら、アリリタ前にアリリタ資金とは別に住宅購入にどれだけのカネを回せるのか?
 定年まで働くつもりなら、退職前に完済(退職金をあてにしてはダメ)できるローンの金額が不動産取得諸経費込みでいくらか?

 これで自ずと結論が出るのではないでしょうか。

 この3点を踏まえた上で、購入可能な家を買えばよいのです。


 私はこの基準を踏まえ、関西某都市の中古マンション(築10年ほど)を?千万円で買いました。

 リタイア資金とは別の資金を使い、キャッシュで支払いました。


 とにかく(1)コストパフォーマンスの高い物件だったこと(2)南向きで遮るものがなく、眺望が素晴らしいこと(3)修繕積立金確保を含め管理がしっかりしているとみられること(4)地盤がしっかりしていること-が決め手でした。


 小さな子供を持つ若い世代も多く暮らし、決して豪華マンションではありませんが、昔暮らした東京のタワーマンションと比べても、かなり快適です。

 とにかく、日本の賃貸マンションは不動産税制の悪影響を受け、分譲物件に比べてあまりに安普請。
 長く快適に生活するには分譲物件に限ります。


 と、まあ、以上はあくまで私の独断と偏見に基づく意見です。

 細かいことを気にせず、気楽な独身者なら、賃貸でも構わないかもしれませんね。

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