2017年9月16日土曜日

O-157感染を広げたのはトングかも 潜在リスクに注意すべき

 埼玉、群馬両県の総菜販売店で購入した総菜を食べた人たちが腸管出血性大腸菌O-157に感染し、幼児1人が死亡する事態になり、今も騒ぎは収まっていませんね。

 この問題、惣菜の加工工場や惣菜店の調理の際に菌が混入した可能性のほか、お客が惣菜を取るのに使うトングによる2次感染も疑われているとか。

 このトングについて、本日、ある光景を目撃し、少々、腹が立った、というか、子供を育てる母親のマナーに失望しました。



 関西に展開する大手スーパーの店舗でのことです。

 この店舗、1階にベーカリーが併設され、美味しそうな焼きたてパンを陳列。

 街のパン屋さんと同様、お客がトングを使ってトレイに好きなパンを載せ、レジで会計する仕組みなのですが、やはりトングがくせ者。


 本日、目撃したのは小さな女の子を連れた30代と思しき夫婦。

 まず、母親がトングを女の子に持たせ、パンを選ばせていたのですが、この女の子がトング(パンをつまむ先端部分)を手のひらでベチャベチャいじり回した挙げ句、そのままアチコチの陳列棚でパンを取っていました。


 女の子は小さいので、トングを自在には使いこなせず、自分が取るパン以外のパンについてもトングの先端で突っつき回していました。

 母親は女の子の行動を把握していたにもかかわらず(事前に予想も出来たでしょうが‥)、何も注意しません。


 まあ、物事の判断能力の無い小さな子供にトングを持たせることからして非常識な上、最近の食中毒事件のニュースを見ていれば、なおさら気をつけるのが普通のはずですが、一体、どうなっているのでしょうか。


 この母親の堂々とした態度が、「自分の子供さえ良ければ他のことはどうでもいい」と言わんばかりにふんぞり返っているように感じられ、実に不愉快。


 オマケにこの女の子、試食用のパンを入れた箱に何度も手を突っ込み、こねくり回していました


 レジにいた店の女性もおそらく気づいていたと思われますが、注意はしませんね。


 「お客様は神様」なのでしょうか?


 おそらく、こうした光景は、このパン屋だけではなく、全国各地の様々な店で繰り返され、運が悪いと食中毒の原因になっているのかもしれません。


 惣菜店では、中高生、もしかするとタチの悪い大人が意図的にいたずらをしているケースがあるかもしれません。


 いろんなことを考えると、人の善意に任せた販売方法は、かなり大きな潜在リスクを抱えていると言えます。

 「客のニーズ」で生まれた販売方法かもしれませんが、やはり安全、安心が第一。

 今の時代、販売する方も、もう少し潜在リスクに注意すべきではないか、と考えますが、どうでしょうか。

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