自営業の方は言うまでも無く、サラリーマンであってもほぼ100%の方が退職後、国民健康保険に加入するはずです。
もちろん、私も国民健康保険のお世話になっています。
諸外国と比べ、日本の公的保険制度は非常によくできており、扶養すべき子供がいなければ、「高価な民間保険に入るのはお金の無駄」と断言しても間違いではないでしょう。
しかも、リタイアして収入がほぼなくなれば、この優れた健康保険が格安で使えることになるのです。
国民健康保険料は自治体によって結構、差があるので、一概にいくらとは言えませんが、私たち夫婦の場合、昨年1年間の支払総額は5万円ほどでした。
これが年収200万円なら、年間の支払総額は30万円を超えます。
投資が少し上手くいっても、保険料がこんなに跳ね上がっては、正直辛いですよね。
さらに、万一、手術や入院で多額の医療費がかかったとしても、「高額療養費制度」(医療機関等の窓口での支払いが高額な負担となった場合、後日、申請すれば自己負担限度額を超えた額が払い戻される仕組み)のお陰で過度な負担を負うリスクは極めて低くなります。
収入がゼロだったり、低所得であれば、1カ月の自己負担上限は何と35,400円。
つまり、当該月に治療や入院で100万円かかったとしても、35,400円を超過して支払った部分は手元に戻ってくるわけですね。
もちろん、公的保険の対象外となる高度先進医療や薬の使用は、文字通り、適用対象外ですが、そうした治療まで必要なケースはほぼ考えられません。
心配であれば、最近は高度先進医療に絞った格安の医療保険も出ているようですし、別途、対策を立てれば十分でしょう。
リタイア後、リスクを負った投資はほどほどにして、収入を伸ばさないことも、実はかなりの節約術となるのです。
50歳で脱サラ、アーリーリタイアに踏み切ったオヤジ。 「陸マイラー」活動で貯めたマイルを使い夫婦で海外旅行を楽しみ、日本の絶景や温泉、グルメを満喫。 通勤地獄、ノルマ、煩わしい上下関係のない楽園へようこそ!
登録:
コメントの投稿 (Atom)
新型コロナウイルスを軽く見る日本 東京五輪中止の可能性は無視できないのでは?
中国・武漢を震源地とする新型コロナウイルスの話題が連日、世間を賑わせていますね。 横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号をめぐり、日本政府が後手後手の対応で、連日、右往左往しているとの印象を世界に広めてしまいました。
-
よく老後の生活資金は公的年金だけでは足りず、夫婦2人で別途、1億円用意する必要があると脅す人がいます。 大抵は投資信託を売りたい銀行か、金融機関御用達のFPたち。 こういう「不安商法」に右往左往するのは愚の骨頂であり、60歳の定年までサラリーマンを続けた人ならば、夫...
-
PayPay 大分ご無沙汰しています。 昨年から嫁さんと海外旅行三昧の日々で、旅の前の準備や帰国後の後片付けに謀殺され、ブログは完全放置でした。 ところで、スマホ決済やクレジットカードの会社は多額のキャッシュバック(もしくはポイント還元)競争を繰り広げ、戦国時代さなが...
-
先の台風19号による豪雨などで各地で大きな被害が出ました。 被災した方々が一日も早く立ち直り、復旧が早期に進むことを願っています。 ただ、今回の災害を契機に、未然に人命被害を減らす「根本的な方策」をもっと真剣に検討する必要があるのではないでしょうか? 「根本的な...
0 件のコメント:
コメントを投稿