2016年2月2日火曜日

幸せそうに見えない学友たち、同窓会で考えたこと

 私は田舎の出身ですが、学生時代を東京で過ごしました。

 大学は世間で言う「一流私大」というヤツです。

 東京を離れてからは、当時の仲間と会う機会はめったにありませんが、数年前、かつて所属していたサークルのOB(OG)の集まりが開かれ、久々に東京に行ってきました。




 再会した仲間たちは、何となく昔の面影はあるものの、すっかり頭がはげ上がって典型的なオヤジに変わり果てた者も。

 少し失礼な言い方になりますが、女性陣のオバサン化も激しく、「あの可愛かった女の子がこんなになったのか」と少し失望を感じる場面もありました。


 まあ、リタイアした私と違い、大部分の人は現役でバリバリと仕事を続けているのですが、表情の方は何とも憂鬱な感じでした。

 さすがに「不幸のオーラ」が漂う人は希ですが、「幸せいっぱい」に見える人もゼロでしたね。


 いろいろ話をしてみても、多くは惰性で仕事をしている感じ。

 家庭生活もそれほど楽しそうでもありませんでした。


 もちろん、仮に幸せいっぱいの人生でも、日本人独特の気恥ずかしさもあり、人前で「幸せオーラ」を全開にする人は少数派でしょうが、それはそれで周囲ににじみ出る雰囲気があります。

 逆に自分の不幸を感じている人は、顔で笑っていても、もの悲しさやむなしさを醸し出すものです。


 そういう昔の友人たちの姿を見ると、とりあえず大きな悩みもなく「極楽とんぼ」な私の暮らしも、悪くはないと思ったものでした。

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