子供が居る夫婦というのは、年を取ってからも幸せなのでしょうか?
私たち夫婦には子供が居ないので(つくらなかったのではなく、結果的に今に至りました)、何ともこの辺の感じが分かりません。
人によって著しく事情が違うので、一概にどうこう言えない問題でしょうが、昨今のニュースを見ていると、「子供を持つのは本当に怖いな」と感じます。
中学生や高校生がかなり恐ろしい犯罪に手を染めてしまったケースで、報道から類推される家庭環境が、必ずしも悪くない場合が散見されます。
手塩にかけて育てた子供が犯罪の加害者になった親の心境は、本当に想像できないほど辛いもにのに違いありません。
犯罪ではなく、子供が心理的に未熟、あるいは心の病になり、実家にパラサイト生活する事例も多く報じられていますね。
引きこもり状態になった子供は40歳や50歳になっても、そのまま実家に居候。
やがて一家の収入が親の僅かな年金だけとなり、年老いた親は子供の先行きを心配し、嘆き悲しむ毎日を送っているとか。
こうした報道を見て、「子供が居なくて良かった」と思ってしまう私たちは、子供の親になる資格がなく、結果的に子供に恵まれなかったのかもしれませんが‥。
今振り返ると、昭和の時代は、子供の居ない夫婦というのは、世間的に何か、肩身の狭い思いを抱いていたと思います。
子供以前に、「結婚してこそ一人前」「子供は2~3人が当たり前」「いずれ一軒家を建てる」というのが鉄板の人生でした。
特に地方では、「1億総中流」という幻想の中、あえて子供を持たない選択をする夫婦は、「何かよほど困った特殊事情があるのだろう」と同情されるか、「変人」のレッテルを張られるのが普通だったのではないでしょうか。
それを考えると、今は大きく様変わりし、「結婚しない」という若い人がうじゃうじゃいますし、結婚しても「子供を持たない主義」の方も普通に見られます。
私も大枠では、日本の少子化を防ぐため、結婚した方々が可能な限り多くの子供をつくって欲しと考えていますが、やはり「子供が好きかどうか」というのは個人差が大きいと思います。
そして私たち夫婦は現在、アーリーリタイア生活をノンビリ楽しんでいますが、もし子供が居たら、アリリタはしなかったかも知れません。
少なくとも、子供の結婚式まではサラリーマンの肩書きがないと、何かと肩身の狭い思いをするかも知れないので。
いろいろ、グダグダ書いてしまいましたが、私たち夫婦は子供のないことを別段、後悔はしておらず、何かあるごとに「やはり、いなくて良かった」と思ってしまいます。
もちろん、居たら居たらで、特に小さい頃は可愛くて仕方なく、甘やかしたでしょうが‥。
50歳で脱サラ、アーリーリタイアに踏み切ったオヤジ。 「陸マイラー」活動で貯めたマイルを使い夫婦で海外旅行を楽しみ、日本の絶景や温泉、グルメを満喫。 通勤地獄、ノルマ、煩わしい上下関係のない楽園へようこそ!
2017年9月30日土曜日
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