「一人勝ち」と言われた米国経済も変調の兆しが出ており、米国内では、このままではFRBの利上げ政策がスローダウンどころか、「利下げに追い込まれる」という観測すら浮上、日本のアベノミクスも正念場を迎えていますね。
市場では「ドル円の115円と、日経平均の16000円は日本政府・日銀の最終防衛ライン、いわばマジノ線と認識されているものの、チャートの形は週足で「ヘッド・アンド・ショルダー」が完成(したように見えます。)
専門家の間では「週足でこの水準を切った場合、106円を目指して落ちる可能性がある」という分析も。
仮にそうなれば、クロス円もすべて大暴落することになり、絶好の買い場がやって来るかもしれません。
エリオット波動に詳しい専門家は、昨年から「ドル円は2016年5月に100円を目指す」という分析を発表しています。
私も昨年は半信半疑でしたが、この主張も参考に上値を追わないようにしていたおかげで、ドル円の高値づかみは回避できました。
まあ、今のマーケットを1997~98年のアジア通貨危機や1920年代の世界恐慌前に似ているという海外の著名投資家もおり、日本の専門家でも「秋頃にもっと大きな相場の急落が来る」と見る人も、
「相場のことは相場に聞け」という言葉があるように、先行きの予想ははっきりいって困難。
確かなことは、日本の証券会社や、「株の専門家」と称してメディアに登場する人たち(日経平均は26000円とか3万円になる、言っていた人々)の言うことを真に受けず、自分の頭でリスク判断を行い、大暴落に巻き込まれないよう注意することです。
繰り返しになりますが、個人投資家は「相場に参加できず、儲け損なう」ことを悔しがりますが、それよりも「高値づかみをし、大暴落で大損する」のを回避する方が大事。
特に早期リタイアを考えている方は、数年に1度は必ずやって来る大暴落相場で、損失を出さないことが最重要。
大暴落を乗り切れば、少し勇気を出して底値付近で「買い」に回れば、まさに危機をチャンスに変えることができます。
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