2016年2月13日土曜日

生命保険のリストラはお早めに 入院保障はどこまで必要か?

 みなさんは生命保険に毎月、どの程度つぎ込んでいますか?

 私の場合、就職時に、母親が近所に住む知人の保険外交員から薦められるままに私の保険契約を行い、事故や疾病による死亡保障5千万円の定期保険に入れられました。

 田舎の地縁関係の中では、途中で止めるわけにもいかず、結局、15年ほど毎月2万5千円余りの保険料を支払い続ける羽目に。




 母親が亡くなった後は、「定期」部分をはずし、入院保障と終身部分(死亡時に5百万円)だけにして月額の支払いを8千円余りにまで減らしましたが、契約を完全に解除できたのはリタイア後です。


 田舎は人間関係が濃密であり、親戚も近所に住んでいたりするので、強引に保険を解約すれば、その外交員からあること無いこと、悪口を言いふらされる恐れも。

 そうなれば里帰り時に居心地が悪くなるので、波風立てないようにするには本当に神経を使います。

 とにかく、田舎で一度、保険に加入すれば、解約は至難の業となるのです。


 現在の私は、民間の生命保険には加入していません。


 嫁さんの方は、体が弱いことから、入院や手術時の保障のつく保険に入っていますが、私の考えでは、これも不要。

 まあ、心配性の嫁さんが平穏に暮らすための「安心料」といったところです。


 いずれにせよ、日本の国民健康保険は非常によくできており、これでカバーできないのは一部の非常に高度な治療のみ。

 入院保障のある生命保険が一般的ですが、現在医療の進歩でガン手術を受けても、入院日数はたかだか2~3週間。

 1人部屋にでも入らなければ、差額ベッド代も含め、驚くような金額にはなりません。


 みなさんもご承知のように、国民健康保険には高額療養費制度があり、1カ月の医療費支払いが一定額を超えた場合、その分は申請によって還付を受けることができるため、自己負担は限られています。

 あなたがもし、リタイア後に収入が少なく、低所得者(住民税非課税)であれば、自己負担額は35,400円に過ぎません。

 民間の生命保険に入るくらいなら、その分を緊急資金として貯金しておけば問題なし。


 ただ、保険対象外の超高度治療を受けることが出来るように備えるには、民間のガン保険などが有効でしょうが、果たしてどこまで治療効果が期待できるのか、個人的には疑問を抱いています。

 私は、そんな「万一」というか、「百万分の一」の事態になれば、「寿命がきた」と思ってあきらめることに決めました。(笑)

 もちろん、人によって考え方が違うので、「安心料」としてガン保険に加入するのも1つの選択肢でしょう。

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