2016年2月4日木曜日

貧乏くさいリタイア生活はイヤ! かっこよくなければ

 40代中盤から50代前半に至り、ある程度の資産形成に成功して早期リタイアを検討している方でも、「退職後に貯金がみるみる減少するのが不安」と感じ、そのままズルズル定年まで何となく会社にしがみつくケースが多いのではないでしょうか。




 例え、50歳で1億円以上の金融資産があっても、将来の不安というものはなかなか消えません。

 (正確な資産額はヒミツですが‥)私もそうでした。


 しかも、私の場合、ずっと前から50歳でリタイアすると決めていたわけではなく、いくつかの出来事があって、「エイヤ!」と早期リタイア生活に突入したものですから、最初の頃は「節約すればなんとかなるだろう」「果たして大丈夫かな?」と少し悩む時もありました。

 もちろん、40歳ごろから「いつ会社を辞めても大丈夫なように貯金と資産運用はがんばろう」とは思っていましたが、ケチケチ生活どころか、嫁さんと2人で結構、浪費をしていたのです。


 ただ、後で考えると、3つの幸運が早期リタイアを可能にしてくれたと言えます。

 1つ目は、30代から10年以上、大手都銀の外貨口座で米ドル預金を続けており、余った資金はほぼすべてこの口座に入れていたことです。

 当時は米ドルの預金金利が結構あったので、完全に金利目的で始めたのですが、サブプライム問題が弾ける前の2007年6月にすべて日本円に換金し、日本国債の個人10年債を購入。

 サブプライム危機、リーマン・ショックを無傷で乗り切ることができ、それまでガッツリ貯まった金利に加え、為替差益も結構なものでした。


 2つ目は、東京都心にマンションを保有していたのですが、転勤を契機に売却したことです。

 ちょうど東京が「ミニバブル」と呼ばれた時代だったため、購入した値段よりかなり高値で売れました。

 しかも、購入後に繰り上げ返済をせっせと行っていたため、ローンはほぼ返済済みで、売却代金がほぼそのまま手元に残り、ちょうどハードな貯蓄を続けたような効果を得ることが出来ました。


 3つ目は、会社員生活の間から「通貨」というものに俄然、興味がわき、FX取引についてかなり研究していたことです。

 これで、生活費すべて、とはいかないまでも、お小遣い程度は稼げる自信が生まれ、無収入とは違う安心感を抱くことが出来ました。

 まあ、アベノミクス相場については、「本当に上手くいくのか?」という猜疑心に支配され、上手く乗れはしませんでしたが‥。(笑)


 いずれにしても、リタイア後もチビチビ投資しながら、何某かのカネを稼ぐ手段はあり、ヘンに欲張らなければ、それほど「不安の毎日」という状態にはならないと思います。


 私と嫁さんもこの数年間、年間300万円ぐらい(旅行費用は別会計)で、結構ゆったりしたリタイア・ライフを楽しんでいます。

 ほぼ毎日、一緒に外出し、昼食は外食です。

 高級店にはめったに行きませんが、「美味しい」と評判のソコソコの店を見つければ駆け付けるし、年間3、4回は国内外の旅行(1回当たり2週間ぐらいのロングステイ型)も続けています。

 あまり貧乏くさいと楽しくないので、それなりに優雅に暮らしていますよ。

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