2016年6月21日火曜日

北海道の子供置き去り事件、しつけ問題を考える材料に

 「しつけのため」として北海道の山中に男児が置き去りにされ、7日後に無事保護された事件。

 ネット上では「保護責任者遺棄罪だ」などと親を批判する意見も多いようですが、私はあえて父親を擁護したいと思います。




 そもそも事件の発端は、子供が人や車に向かって石を投げたということで父親が注意し、そのしつけとしての「置き去り」行為でした。
 父親も本当に子供を山中に放置するつもりではなく、置き去りにした5分後には現場に引き返しています。

 まあ、不幸にも子供が自分で動き回って行方不明になってしまいましたが‥。


 置き去りにした場所や、しつけの方法については、当然、様々な意見があると思いますが、かなり悪ガキだったと推測される子供をきちんと𠮟り、何とかひどい悪戯を止めさせようとする父親の努力は普通のことではないでしょうか?

 いや、むしろ「立派だ」と褒めても良いと思います。


 最近は公共の場で子供が騒いだり、走り回っても注意すらせず、ほったらかしの親の姿が目につきます。

 昔なら、親の目が届かないところで子供が悪さをしても、近所のお年寄りや学校の先生たちがきちんと𠮟り、しつけをしていましたが、今は他人の子供にアレコレ言うと、すぐに親が怒鳴り込んできます。

 まあ、若い親自体がかなり非常識だったりするので、どうしようもありませんが‥。


 わがまま放題に育てられた子供が将来、どれだけ自分勝手な大人に成長するのかと思うと、恐ろしいほどのスピードで少子高齢化が進む日本の将来がますます思いやられますね。


 話は逸れましたが、事件当事者となった父親は今回、少々やり過ぎてしまったかもしれませんが、メディアからバッシングを受けているのを見ると、ちょっと気の毒な感じです。

 今回の事件でメディアが本当にやるべき事は、今の子供の人格教育をどうするか、しつけはどうあるべきかを深く掘り下げることだったのではないでしょうか。

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