混迷の東京都知事選、サヨク鳥越氏のアナクロ発言にうんざり

　私には東京都知事選の投票権はありませんが、関西でも「ドタバタの展開がおもしろい」と、結構、関心を持っている人が多いようです。

　で、本日、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏、元防衛相の小池百合子氏、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏、元総務相の増田寛也氏の４氏の共同記者会見の生中継をテレビで見ましたが、鳥越氏が想像以上にサヨク丸出しのアナクロ答弁でしたね。

　彼は本来、東京都政にそれほど関心も無かったと白状していますし、過去に共産党の支援を受けてきた宇都宮氏の方がまだ誠実でソフトな印象でした。（笑）

　かつて安保闘争に参加した世代のご老人はともかく、若者や女性には「？」という感じではないでしょうか。

　さきほど宇都宮氏が出馬を撤回したというニュースが流れたので、結局、今回の選挙は自民２人と鳥越氏の三つどもえに。

　構図としては、保守分裂選挙で、野党４党の一致した支援を受ける鳥越氏が有利に見えます。

　有力メディアも、身内と言える鳥越氏に好意的な報道をするはず。

　が、東京都民がそれほどバカとは思えないので、実際はどうでしょうか。

　鳥越氏は会見で安倍政権批判を繰り返していましたが、まるで民主党、でなくて民進党の岡田代表のような口ぶり。

　安倍政権の政策には功罪があるものの、こうした乱暴な物言いを聞くと、「この人は本当に大丈夫だろうか」と思ってしまいます。

　昨日の会見では、東京都の出生率を完全に間違えていましたしね。

　今回の都知事選は「政治と金」の問題が最大の焦点であり、大胆な改革ができそうなのは小池氏ですが、都政の混乱を嫌う人が多ければ、安定の増田氏が有利かも。

　また、本来なら野党統一候補の鳥越氏が最も大胆な都政改革を訴えるものと思っていましたが、昨日の会見では議会とも上手くやっていきたいような話をしていました。

　別に議会とケンカをしても仕方が無いのですが、今回は舛添前知事の問題を受け、知事だけでなく議員の不明瞭なカネの使い方までメスを入れることを有権者は期待しているわけで、何かボケた対応のように思えます。

　何だかんだ書きましたが、私に投票権はありません。（笑）