2017年5月21日日曜日

リタイア資金の貯め方は難しくない 相場暴落に備えたリスク管理が重要

 アーリーリタイアの資金はどうやってつくるのか?

 方法はヒトそれぞれで、リタイア系ブログを見ると、株のインデックス投資を中心に堅実に資金を貯めていく方が多いように感じられます。

 私の場合は少し違うので、参考になるかどうか分かりませんが、少し紹介したいと思います。




 私は大学卒業後、そこそこの企業に就職し、世間的に見ると比較的良い年収を得ていました。

 若い頃はアーリーリタイアしようなどとは全く考えておらず、たいして貯金もせず、今から考えると随分、無駄遣いをしていました。

 それでも30代半ばになると、「少しでも資産を増やしておこう」と思い、バブル崩壊後の日本円が低金利だったことから、余裕資金が出来ると米ドルの外貨預金に投入、そのまま積み増し続けていました。

 仕事が忙しかったので、為替の変動を気にすることなく年月が過ぎ、2007年6月にすべて円に戻し、その後は個人国債などで運用しました。


 何と言っても、米ドルを日本円に換えたタイミングが絶妙で、サブプライムショックの直前。翌年のリーマンショックにも引っかからず、ラッキーとしか言いようがありません。

 これは何も私に相場を見る目があったためではなく、本当に「たまたま」でした。

 ここで放置していれば、アベノミクス相場でドル円が急上昇するまでの6年ほどを、本当に暗澹たる気持ちで過ごさなければならないところでしたね。
 もちろん、アリリタも無理だったでしょう。


 もう1つは不動産です。

 不動産といっても自宅のことですが、東京都心に持っていたマンションが比較的高値で売れ、かなりの余裕資金を確保できました。
 これも、たまたま東日本大震災前に起きた不動産のミニバブルのお陰。

 マンション売却の理由は、アリリタのためではなく、管理組合の運営に不安を感じていたことが大きかったのですが、何にしろ、良いタイミングだったと言えます。


 実は、私は株式投資をしたことがありません。

 投資信託についても、昔は手数料コスト(最近は安いものがいろいろ登場していますが‥)が気になって、結局、資金を投入するには至りませんでした。


 ここまで読んだ方は、「何だ。何もやってないではないか」と思われるかもしれませんが、まあ、その通り。(笑)

 結局、サラリーマンとしての仕事を一生懸命やり、できる限り貯金に励んだだけです。
 そして、運に恵まれ、良いタイミングで資金を動かしたことが、それなりの利益を生み、アリリタ資金となりました。

 ただ、昔から為替に関心を持っていたことは、リタイア後の投資には役立っています。


 どうですか。
 アクティブな投資活動を想像されていた方は拍子抜けしたのではないかと思いますが、逆に言えば、日常の楽しみを削ってまであくせく投資に励まなくても、アリリタは可能と言うことです。

 少しの運は必要ですが、最も大事なことは投資で大儲けを狙うのではなく、相場の暴落で資産を激減させないよう注意することだと思います。

 これは、あくまで私の個人的な事例であり、それほど参考にはならないでしょうが、「投資とは資金管理とリスク回避」というのが私の人生訓です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

新型コロナウイルスを軽く見る日本 東京五輪中止の可能性は無視できないのでは?

 中国・武漢を震源地とする新型コロナウイルスの話題が連日、世間を賑わせていますね。  横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号をめぐり、日本政府が後手後手の対応で、連日、右往左往しているとの印象を世界に広めてしまいました。