2017年9月25日月曜日

解散総選挙・小池新党に風が吹くのか 参院廃止は愚策ではない

 東京都の小池百合子知事が25日記者会見し、「希望の党」を立ち上げ、代表に就くことを明らかにしましたね。

 いよいよ小池新党が本格始動することになり、私も期待しています。



 果てしない党内抗争と「決められない政治」、そして福島第1原発事故への対応の不手際から国民に見限られた民主党、もとい民進党は、もはや政権交代の受け皿にはなり得ない状況。

 かといって自民党1強が続けば、政官財癒着による昔の既得権政治が復活するだけ。


 戦後最大の国難と言える「急速な少子高齢化」に少しでも歯止めをかけるとともに、その衝撃を和らげるためには、政治・経済・社会の大胆な構造改革が必要ですが、現在、多くの政治家や官僚は、坂道を転がるように国が衰退していく姿を指をくわえて眺めているに過ぎません。

 もちろん、改革の必要性を感じて努力している方はいるのでしょうが、大勢は過去の遺産と権益にしがみついているように見えます。


 小池新党をめぐっては、「将来の女性首相を狙う小池氏の権力欲の賜だ」「所詮は自民党の補完勢力」「当選の危うい政治家が風目当てに野合した党」といった批判はあるものの、そもそも現実の政治は権力闘争であり、政治家の離合集散を「悪」と決めつけるのは間違いだと思います。

 政治は結果であり、小池氏の抱く野望が日本に大きなプラスをもたらす可能性があるのであれば、それは実行する価値のある冒険。

 安倍政権の外交・安全保障政策は近年では極めてうまく機能していますが、アベノミクス(結局は異次元金融緩和という麻薬効果だけで終わった感じ)では日本経済の根本的な問題点を解決することはできませんでした。


 来月はいよいよ総選挙。

 小池新党が憲法改正を目指す勢力になりそうなことを理由に、否定的に捉えた報道をするメディアやジャーナリストは、これも既得権勢力の一部。

 「憲法改正を唱える政治家=悪=戦争を望む人」「改憲反対を訴える政治家=善=平和を愛する人」といったサヨクの発想にも飽き飽きですね。

 まあ、憲法問題はさておき、小池氏とその仲間たちには、是非とも日本が未来に生き残っていくための処方箋を盛り込んだ政策をきちんと提示し、闘って欲しいと思います。


 あと、小池新党の中心になると見られる若狭勝衆院議員は以前、小池新党は国会の一院制、つまり参院廃止を掲げると主張していました。

 かつて学校の社会科の授業では「参院は良識の府」と教えられましたが、今では完全に衆院の尻尾のような存在に。

 政治の効率化、スピードアップのためには、はっきり言ってなくした方が利益かも知れません。


 「チェック機関として必要」という指摘は今もありますが、近年の政治を見ると、選挙結果のねじれが生じ、「決められない政治」が長く続く弊害しかありませんでした。


 さらに、地方議会もどうにかして欲しいですね。

 地方議員の数は今の3分の1、いや十分の1でも良いかも。

 はっきり言って、仕事もしないのに金儲けばかり。

 自分たちの利権確保にあくせくする人たちが多すぎます。


 皆さんはどうお考えでしょうか。

 

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